カスタマーストーリー Marriott International本社

Marriottはホスピタリティ業界を率いる存在として、138の国と地域にわたり30以上のブランドと8,300ものホテル・リゾート施設を展開しています。旅行者はラグジュアリーな宿泊体験を始め、家族での休暇や快適な長期休暇を求めてMarriottを訪れます。97年以上続く歴史の中で一貫してMarriottの成功の基盤となっているのは、人々を最優先に考え、変化を受け入れることです。現にMarriottが紡いできたストーリーの中には常に革新が存在し、現代のホスピタリティ産業の形成を促進してきました。業界内で世界的に名高く卓越した存在であるからこそ、Marriottが従業員に宿泊客と同じレベルのおもてなしを提供したいと考えるのも当然と言えます。そして、新しい本社の設計時に彼らが目指していたのは、従業員が心地よく過ごすことができ、人々とそのウェルビーイング、そして個々の働き方をサポートできるハイブリッドな環境です。

ロケーション

アメリカ、メリーランド、ベセスダ

プロジェクト仕様

新しいグローバル本社
従業員数:3,500(ハイブリッド)
プロジェクト規模:約72,929㎡
階数:21 
アウトドアスペース:約892㎡(ルーフトップガーデン、ダイニングテラス)

デザイン会社

Gensler

ディーラーパートナー

Price Modern

Marriott International本社、メリーランド、ベセスダ 写真提供:Gensler

ホスピタリティ精神溢れるワークプレイス

Marriottの創業理念のひとつに 「従業員を大切に扱えば、従業員もお客様を大切にするようになる」というものがあります。Marriottの新しい本社はこの価値観に忠実で、オフィスに足を運ぶすべての人々に快適さと居心地の良さを提供するためにデザインされています。

すべてのワークステーションからは外の景色を眺めることができ、自然光を感じることができます。また、高さ調節可能なテーブルを採用することで、それぞれが最も快適な姿勢で作業できるようにしています。さらにこの本社は、保育サポートや家族サポート、ウェルネス、フィットネス、あらゆる天候に適したアウトドアスペースといったアメニティを充実させることで、従業員にさらなるサポートを提供しています。

従来のオフィスビルとは対照的に、新しい本社はMarriottのホテル・リゾート施設のような空間を生み出しています。ホスピタリティ精神がデザインに反映され、従業員が心地よく時間を過ごすことができるワークプレイスを実現しています。

ハイブリッドワークモデルをサポート

オフィスの役割が従来のものから人々が集まる拠点スペースへと移行しているのを受けて、Marriottは従業員のエンゲージメントを促進しながら魅力と定着率を向上する柔軟なワークプレイスを構築しました。

Marriottの新しいハイブリッドオフィス環境は、フルイドワークプレイス(流動的なワークプレイス)をシェアスペースと組み合わせ、透明性やコラボレーションを促進するアメニティを提供しています。また、実際に従業員が新しいオフィスで作業を始めるにつれて、コラボレーションや対面で過ごす時間を有効活用するために、より大きな作業テーブルの必要性が明確となりました。

みんなの反応や様子を実際に見られるのをとても心待ちにしていました。新しいオフィスに初めて訪れ、体験し、以前の本社と全く違う働き方を体感している様子を見るのは、とても興味深かったです。光に溢れた柔軟な環境で、従業員は作業に集中する場所と方法を自由に選ぶことができます。

Stacey Cohen

Marriott International、ワークプレイスマネジメント部門バイスプレジデント

Marriottのホスピタリティ主導デザインには、本社全体で従業員のシームレスな作業とコミュニケーションを実現するテクノロジーが採用されています。フォーマルなミーティングルームは最先端のテクノロジーを特徴とし、直接表面に文字や図を書くことができるスペースや、より大規模なミーティングに対応できるビデオ設備を採用しています。巨大なビデオウォールは、Marriottがサービスを展開する様々な場所を映し出すことで、それぞれの場所とのつながりを生み出します。 

ソフトで座り心地の良いシーティングは、在宅勤務中に多くの従業員が重要視していたポイントのひとつでもありますが、これは新しい本社でもより重要な要素として考慮されました。また、オフィスで勤務する従業員には、より強固な1対1のつながりを生み出すカジュアルなミーティングや会話を促進する様々な種類のオープンスペースが好評でした。

未来の働き方の指標を生み出す

従業員への徹底した配慮と居心地の良さを実現したMarriott本社が、Bethesda Magazineによって「誰もが憧れる新しいベストオフィス」に選ばれたのは当然の流れとも言えるでしょう。この表彰は、Marriott International本社がエンゲージメントとワークライフインテグレーション(仕事と生活の統合)を実現する場所として、未来の働き方を体現しているということを示しています。

さらに本社はベセスダの地下鉄の駅から極めて近く、本社と本社に隣接して245客室を擁するマリオット・ベセスダ・ダウンタウン・ホテルを合わせて、約743㎡の柔軟なスペースをミーティングやイベント用に展開しています。ホテル1階のレストランには、地元の方や出張中の方などにご利用いただけるアウトドアダイニングやロビーバー、季節に合わせてルーフトップダイニングテラスを提供しており、Marriott本社空間に経済を促進する要素と文化財としての価値もプラスしています。

ハイブリッドワークとホスピタリティ精神を体現するMarriott International本社は、従業員が進んで時間を過ごしたいと感じるようなワークプレイスを構築するための新しい基準を生み出しました。

使用製品

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